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2025.05.30

ローカルとエシカル、街で暮らす人とつくり手が交差するマルシェ。『C Side Marche』で繋がる、地球への優しい想い | 湘南と。

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ローカルとエシカル、街で暮らす人とつくり手が交差するマルシェ。『C Side Marche』で繋がる、地球への優しい想い | 湘南と。

『C Side Marche』という、街と自然環境の未来を想うマルシェがあります。

テラスモール湘南で定期的に開催されている、『C Side Marche』をご存知でしょうか?


Local Products&Ethical Friendlyを掲げ、ひとや自然に優しい湘南エリアを中心とした素晴らしいプロダクトや作品を地域の方々にご紹介し、開催を通じてEthicalについて思いを巡らす機会を提供したい。そんな想いから、『C Side Marche』実行委員会が立ち上げ、主催運営しているマルシェがあります。2022年からテラスモール湘南で定期開催している『C Side Marche』は、今では延べ900店※を越える出店者の方にご参加いただくなど、地域に根ざした取組みになってきています。

 

※2025年4月時点

 

 

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今回は、『C Side Marche』の3組の出店者の方のお話を通して、複数の視点からこのマルシェへの想いや魅力について探っていきます。

 

自然に向き合ったパンづくりで、この世界を少しでも平和なものに。:earth7716factory

葉山に実店舗を構え、豊かな自然に寄り添いながら、自家培養酵母を使ってパンを焼く、『earth7716factory』。

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店主である太田千恵さんと杉妻幸枝さんは、パンづくりを通して『食べることの大切さ』を、この街で伝え続けています。「しっかりと食べることで、健康で笑顔でいられて、それって幸せなことですよね」。そんな2人は葉山にお店を構えるまで、葉山のシェア工房で製造したパンをイベントなどで販売するという活動を長く続けてきました。

 

 

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初めてつくったパンはボコボコで、でもその時の感動が今でも原体験として残っていると言います。パンを受け取ってくれて、美味しいと言ってくれるお客さんの笑顔が自信になって、2023年に『earth7716factory』を開きました。「海や山が日常に感じられる暮らしを営みながら、自然と人が繋がる循環の中にいたいと考えていたので、葉山を選びました」。


そんな『earth7716factory』のパンは、農地の土壌を改善しながら自然の回復に繋げるという『環境再生型農業』で栽培された、北海道産ライ麦から自家培養したルヴァン種で焼いています。「自分たちが自然に向き合ったパンづくりを続けることで、世界がちょっとだけでも平和になったら嬉しいんです」と、大きな笑顔で話してくれました。

 

 

 

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「『C Side Marche』は、この街の暮らしの延長にあるマルシェで、想いを持った生産者が似合う場所だと感じています」。それはつまり、モノを購入するだけのマルシェではなく、生産者の想いや生産の経緯などの情報を得られるマルシェであるということ。街の人とつくり手の交流が生まれ、人と人との繋がりまでを楽しめるマルシェであってほしいと、2人は願っています。


数あるマルシェの中でも、主旨に共感し今後も参加したいと思ってくれているそうです。「これからも、次世代の子供たちに良いものを残そうとするつくり手の、想いを繋ぐマルシェであってほしいです」。

 

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普段着のまま来れるマルシェで、今自分ができる環境への取り組みを。:nagomi. 

店舗は持たずに湘南との繋がりを持ちながら、無添加やオーガニック、グルテンフリーなど素材へのこだわりを強く持ち、カラダを和ませるお菓子をつくる『nagomi.』 。外山ももさんが『nagomi.』を始めたのは、2022年のこと。「ココロも、カラダも和む。」をコンセプトに、日本人らしい繊細な味わいでココロを和らげるお菓子が人気です。

 

 

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以前東京のケーキ屋で働いていた外山さんは、湘南のコーヒーショップの製菓担当に転職したことで、この街との繋がりを持ちます。そして小学生の頃から抱いていた自分のお菓子のブランドを持つ夢を、ついに実現させました。「毎日のように母が家でお菓子づくりをしていて、自然な素材を扱うことの大切さを聞きながら育ちました。だから私のお菓子も、身体に優しい素材を選ぶようにしています」。


湘南には、食への関心が高い方が多く暮らしているため、外山さんのつくる優しいお菓子は小さいお子さんからご年配の方まで、幅広い人たちに瞬く間に愛されるようになりました。

 

 

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そんな外山さんは環境問題にも強く興味を持っていると言います。「自分ができることは大きなことではないですが、例えばプラスチックの包装紙はできる限り紙で代用します。あとは量り売りができるお菓子は食べ切れる量だけをお持ち帰りいただく、などに取り組んでいます」。


だから環境への意識の高い『C Side Marche』とは、想いを共感できていると感じてくれています。「それにこのイベントは、この場所で知ってリピーターになってくださるお客さまが多い気がします」。


それはきっと、「街の人が日常的に出掛けるテラスモール湘南でのマルシェだからこそ、着飾らずに普段着のまま来てくださる方と出会えて、気軽で距離が近くいられるからなのかな」と、嬉しそうに教えてくれました。


SNSでは伝えきれない想いをここでは直接お伝えできることもあって、後日ECサイトで商品をリピートしてくれる人もいるそうです。『C Side Marche』は、外山さんと湘南をつなぐ接点となってます。

 

 

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すべてオーガニックな素材だけで、子どもたちにも良いものを伝えたい。:FARADAY KAMAKURA

 

鎌倉の自然豊かな稲村ヶ崎で、天然由来の蜜蝋のキャンドル・蜜蝋のワックス・ハチミツ・ホホバオイルの販売などを行う、『FARADAY KAMAKURA』。創業は2010年にまで遡り、当時タイのチェンマイからの最高品質の蜜蝋と出合ったことがきっかけで、蜜蝋キャンドルの普及をはじめました。

 

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サーフィンが好きで鎌倉に20年以上暮らしている南部浩さんは、2011年の震災時に蜜蝋が持つ可能性に気付いたと言います。「蝋燭が必要になった時に、燃焼の際に空気を汚すことのない蜜蝋キャンドルの価値が見直されました。蜜蝋を使ったキャンドルやワックスなどの製品を通して、安心・安全を届けたいと思うようになったんです」。


『FARADAY KAMAKURA』の製品は、すべてオーガニックの原材料だけを使い、合成物や鉱物油は一切使用せず、原材料が持つ効能や心地良さ、美しさを伝えています。自然で優しいキャンドルやワックス、オイルは、環境への想いを持った湘南の人たちに広く愛用されてきました。

 

 

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現在では、楽器や釣り竿、革製品などのメンテナンス用のアイテムの他にも、ワンちゃん用のプロダクトや、保育園の園児が眠る部屋のフローリングワックスまで、幅広く展開しているそうです。


『C Side Marche』は他のマルシェに比べて、ご家族連れのお客さまが多い印象があると話してくれました。以前の開催時にいらしたお客さまで、お子さんの話をしてくださった方がいて。その子はアトピーでいろんな製品を試したけど良くならなくて、でも私たちのオイルは肌に合っていたと。街のお客さまの声を直接聞けることが、とても嬉しいですね」。


南部さんの願いは、湘南の未来へも向けられています。「地元の小さい子供たちへの価値観、原体験となる場であってほしいです。身体や地球に優しい素材で出来たキャンドルに触れたりとか、ワークショップをしたりとか、そういう『C Side Marche』をこれからも一緒につくっていきたいです」。

 

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湘南の未来への、優しい眼差しが集まる場所。

ご出店いただいている皆さまからのお話を通して浮かび上がってきたのは、湘南の街の暮らしや自然環境への共通する想いでした。単なる買い物ができるマルシェではなく、それぞれの形でのローカルやエシカルへの想いが集まり繋がる場所が、『C Side Marche』なのだと改めて感じています。


最後になりますが、『C Side Marche』のCは、Community、Culture、Cross、Creativeからきています。これからもテラスモール湘南は、さまざまな取り組みを通して、この地域の方々の新しい出会い、交流と価値の創造につながる場を提供していきますので、ぜひ一緒に楽しんでくださいね。

 

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撮影:市川紀元(サムネイル、記事上から2,10,11,12,13,14,15枚目)

主催:C Side Marche実行委員会

 

 

 

 

 

 

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