
湘南のコーヒーカルチャーを盛り上げる。湘南海街珈琲祭が2度目の開催
2025年10月11,12日の2日間、エリア最大規模となるコーヒーフェスティバルをテラスモール湘南にて開催しました。湘南海街珈琲祭は2024年に始まったスペシャルティコーヒーの祭典で、昨年の参加店舗数を上回る湘南を代表する22の珈琲店が一堂に会しました。
先駆者である珈琲店の方々が築いた土台の上に新しい風を吹き込む珈琲店も増えてきて、まさに日本有数のコーヒータウンとしての盛り上がりを見せている湘南。初日は雨にも関わらずたくさんの方にご来場いただき、その熱のさらなる高まりを感じることのできる2年目の開催となりました。

他のコーヒーフェスティバルと比べても過去最高杯数のコーヒーを淹れたというお店も多く、湘南海街珈琲祭に寄せられる期待をひしひしと感じています。
昨年度ご参加いただき、暮らしの中でスペシャルティコーヒーを選ぶようになった方。珈琲店に通うことが日常になった方。そして、湘南海街珈琲祭をきっかけに、湘南に興味をもった方。この辻堂を中心地として、着実に湘南のコーヒーカルチャーが育ってきています。






湘南のコーヒーカルチャーを盛り上げる。湘南海街珈琲祭が2度目の開催
湘南海街珈琲祭は、単なるスペシャルティコーヒーの飲み比べだけを行っている訳ではありません。
コーヒーを軸にした繋がりをつくることはもちろん、湘南で開催するコーヒーフェスティバルだからこそ、この街の自然への想いも込めたものにしたい。そんな想いで、今年はお客さまにも参加していただくサステナブルな取り組みも始めました。

まずは、鵠沼海岸と逗子海岸でビーチクリーンを実施。60名ほどの方にご参加いただき、ビーチに散らばるゴミや海洋プラスチックを拾いました。ビーチクリーン自体に初めて参加されたという方も多かったのですが、様々なゴミが海に散在していることに改めて環境への意識が高まるきっかけとなりました。


このビーチクリーンで拾った海洋プラスチックを一部活用し、珈琲祭当日にはキーホルダーづくりのワークショップを開催。海洋ゴミとして廃棄されたプラスチックを材料に、それを美しく新しい製品に変えることで長く大切にされる製品へ生まれ変わらせる活動をしている「buøy(ブイ)」監修の、キーホルダー作りワークショップです。

当日は雨の日も含めて、全ての回が満席になるほどの盛況ぶり。世界に一つだけのオリジナルキーホルダーを、皆さん楽しそうに作られていました。

他にも、プラスチックカップの使用を極力減らしたり、マイタンブラーを持参することを推奨したりと、珈琲だけではなく自然環境を想う姿勢を強く示した珈琲祭となりました。
ここからは珈琲祭にご出店いただいた珈琲店の皆さんの声を、少しだけご紹介いたします。
出店珈琲店の声:THE GOOD GOODIES(鎌倉)
まずは、鎌倉で13年の歴史を刻むTHE GOOD GOODIESです。鎌倉の人たちが生活の中でちょっと寄り道をして、珈琲を飲んで、また次の目的地へと出かけていく。そんな、気持ちを整える中継地点のようなお店を作りたいと始めた、当時鎌倉では珍しかったコーヒースタンド。今では駅を挟んで東西にお店を構え、鎌倉の一つの顔とも言える存在感を放っています。

「これまでコーヒーフェスティバルに参加したことはほとんど無かったのですが、前回の湘南海街珈琲祭がとても楽しかったんです」と、内野さんは話します。
「あの日をきっかけに、お店の外へ出てイベントに参加する機会も増えました。コーヒーにハレとケがあるとしたら、お店で出すようなケの日の落ち着いたコーヒー以外に、ハレの日のちょっとワクワクするようなコーヒーの楽しさも伝えたいと考えています」。そんな想いで、2度目となる珈琲祭にご参加いただきました。

THE GOOD GOODIESを目掛けて訪れた方もいるほど、当日はたくさんの方が列をつくっていました。「鎌倉での日常を大切にしながら、湘南海街珈琲祭という非日常も街の人と一緒に楽しんでいきたいです」。
そんなTHE GOOD GOODIESさんは、スペシャルティコーヒーと鎌倉の暮らしの距離を近づける存在として、これからも湘南のコーヒーカルチャーを盛り上げてくれるはずです。

出店珈琲店の声:inuit coffee roaster(葉山)
湘南の深煎りコーヒーを代表する存在である、葉山のinuit coffee roaster。葉山の街に愛される乾さんは、珈琲店でコーヒーを飲むだけではなくて自宅でコーヒーを淹れる文化を伝えていきたいと、日々焙煎に取り組んでいます。

「普段は会えないエリア、年齢層の方と会えて、何よりお店のPRになる。湘南の皆さんと繋がることができる、貴重な機会だなと思っています」。街の暮らしに寄り添うテラスモール湘南を舞台にしたコーヒーフェスティバルについてそう話す乾さんは、同じ湘南というエリアの中でもいつもと異なる方との出会いを楽しんでくれていました。

「テラスモール湘南で初めて知ってお店にやって来たという、お店のすぐ近くに住んでいる方がいて面白かったです」。湘南海街珈琲祭は他のイベントと違って、珈琲をただ買いに来るのではなくてこの場所で過ごす時間を楽しみに来ている人が多いと感じているとのことでした。「だからイベントの後にお店に訪れてくれた人も、みんなあの日のことを嬉しそうに話したがるんですよ」。

当日は休憩に行く暇も無いほどコーヒーを淹れ続けていたinuit coffee roasterさん。湘南海街珈琲祭での盛り上がりが、葉山の街まで繋がって行くことを願っています。
出店珈琲店の声:mellow coffee & bakes(茅ヶ崎)
2025年に茅ヶ崎にオープンした、mellow coffee & bakes。駅から離れて時間がゆったりと柔らかく流れる場所で、茅ヶ崎の暮らしに寄り添っています。早くも街に根差し、多くの方が訪れる憩いの場所となっています。

今年初参加となった湘南海街珈琲祭を、「他のイベントとは次元が違いました。アドレナリンが出続けていたせいかあっという間の1日でした」と称してくれた鶴岡さん。参加している珈琲店の顔ぶれ、お客さんの熱気、イベントそのものが持っている雰囲気など、どれをとってもこれ以上のものがないと思えるものだと話してくれます。

「改めてここ湘南で店を構えて良かったと思えましたし、気持ちが引き締まったというか、大きなエネルギーを頂けたと感じております」。そんなmellow coffee & bakesには、イベントをきっかけにお店に足を運ぶお客さまが絶えず、日常への繋がりを強く感じているとのことでした。これも地域に密着した、湘南海街珈琲祭ならではの風景かと思います。

「来年もまた参加できるように、1日1日を大切にコーヒーに向き合っていきたいと思います。コーヒーが人を魅了して繋ぐ力って凄いですね!」
湘南に愛される珈琲店の皆さんに、参加し続けたいと思っていただける珈琲祭になるように。これからも丁寧に、熱量高く、街のコーヒーカルチャーを盛り上げる活動を続けていけたらと考えています。
2年目の進化を示し、ますますの盛り上がりを見せる湘南海街珈琲祭
悪天候にも関わらず、初年度の盛り上がりを遥かに超えていった今年の珈琲祭。湘南で暮らす人たちはもちろん、全国のコーヒーラバーからも注目を集める存在へと成長しました。
湘南海街珈琲祭が、湘南のコーヒーカルチャーを盛り上げていく文化として、これからも末長く続いていきますように。テラスモール湘南は、湘南海街珈琲祭のように街を愛する人たちの活動を体現するための、地域のハブとしての役割を果たしていきたいと願っています。
これからも湘南のカルチャーの発展と、地域共創の機会を作っていけるように取り組んで行きますので、ぜひ一緒に楽しんでいただけると嬉しいです。

● 名称:湘南海街珈琲祭
● 日程:2025年10月11日(土)・12日(日) 10:00〜17:00
● 入場料:無料
● 場所:テラスモール湘南 1Fゲートスクエア
● 主催:テラスモール湘南/海街珈琲祭実行委員会
● 企画・運営:andsaturday inc.
● 公式SNS:https://www.instagram.com/shonancoffeefestival/








