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2023.04.27

Terrace Mall SHONAN 2023 SUMMER

夏の記憶はいつまでも、まぶしいまま。

 

 

 

 

思えばあいまいな。

なにか理由があるわけではない

 

 

たまたま近くに暮らしていて、

たまたま一緒に大きくなって、

同じ道を毎日通って、

同じ日々を過ごしていたら、

 

 

離れたくない３人になった。

 

 

時間はつみかさなり、

子どもと大人を行き来する

ふわふわとした感覚。

 

根拠のない自信と

見えもしない未来の約束。

まるでこの海が

私たちの持ち物のように

私たちのためにあった。

 

 

この夏が過ぎたら

この３人はきっと

それぞれの道を行く。

 

そんな予感があるから

辻褄をあわせるように

全力で駆けまわり

大きく笑うのだろう。

 

 

汗に反射する光も、

髪を揺らす風も

私たちだけの言葉も。

今だけは、すべてがまぶしい。

 

 

いつかやがて、

思い出になる

このまぶしさを

忘れたくはない。

 

 

 

 

同じ一瞬を、過ごしている。