2025.02.12
凛と、装う。
こんにちは!
1階、中川政七商店です。
本日は特別な日の一着、中川政七商店のセミフォーマルのご紹介です。
日本各地の個性豊かな美しい布で、特別な日のための服を仕立てました。
セレモニーにもふさわしい、さりげない華やかさのあしらいや、緻密に織られた上質な布。
写真にも心にも残る大切な日を、凛と装える自分らしい一着でお迎えください。
【ジャカード織菱紋のジャケットとワンピース】
日本有数の繊維の産地・尾州で培われた織物技術を用いて、ハレの日にもふさわしい縁起の良い菱文様を織り上げました。
ジャカード織のジャケット 菱紋 36,300円(税込)
色 黒、紺 商品番号 1004-1767
ふんわりとボリュームを持たせた袖が個性的なジャケットは、さらりと羽織るだけで印象的に。寒さの残る日も、インナーを着ても響かないよう袖の長さと全体の身幅を調整しました。
ジャカード織のワンピース 菱紋 39,600円(税込)
色 黒、紺 商品番号 1004-1766
縁起のよい菱紋をジャカード織の繊細な陰影で表現した、上品な光沢のワンピースを作りました。 すっきりしたシルエットで、脚が隠れるロング丈です。後ろにはベンツを入れて足さばきよく仕上げました。
ジャカード織りは模様がプリントされた生地に比べて、模様を織り込んで作られるため厚みがあり、立体的に見えるのが特徴。今回の生地は特に、60年以上も前に製造された貴重な織機を使い、ジャカード織の凹凸が生み出す陰影の美しさを際立たせました。 やわらかな光沢感と上質な生地の質感が、装いに自信を与えてくれる一着です。
【リネンキュプラの波皺(なみしぼ)ジャケットとワンピース】
山梨県の富士吉田市は、「ハタオリマチ」とも呼ばれる織物の一大産地。その歴史は約1000年も昔の平安時代からで、今でも絹織物をはじめ高級裏地の産地として有名です。
今回使ったのは、経(たて)糸に細いキュプラ、緯(よこ)糸にリネンと綿を使った二重織の生地。
端正に織られながらも、なみなみとした揺らぎがあり、さながら水面のさざ波を思わせるテクスチャーです。
リネンキュプラの波皺(なみしぼ)ジャケット 38,500円(税込)
色 黒、グレー 商品番号 1004-1656
リネンキュプラの波皺(なみしぼ)ワンピース 42,900円(税込)
色 黒、グレー 商品番号 1004-1655
生地の表情を味わえるようにと、形はとにかくシンプルに。
ほどよく足を出しながらも、安心感のある丈感となるよう調整しました。
直線的なデザインが体のラインを拾わずすっきりと見せてくれるほか、軽い素材感ながらハリ感のある生地のため、すとんと落ちるシルエットを実現しています。
リネンの落ち着いたツヤ感のなかにキュプラの繊細な光沢が見え、シンプルながらも印象的な表情に。表面は無地とメランジ感のあるトップ糸を使い分け、一枚の生地をツートンに織り上げることでフラットに仕上げました。 布地を縫い合わせずにツートンを表現する技法は、シルエットを崩さず、布そのものの美しさをそのまま味わえます。また縫い目のごろつきもないため、ストレスなく着用いただけます。 裏地にも上質なキュプラを使用し、デザインや肌あたりなど、布の魅力を存分に堪能できる一着です。
しけ絹のコサージュ 梅 3,520円(税込)
商品番号 1014-0449-200-00
最後にご紹介するのは、ハレの日に似合う、縁起のいい梅をモチーフにしたコサージュ。昔は花と言えば「梅」を指し、梅の花をかんざしにして楽しむなど、人々から愛されてきたといいます。昔ながらの製法を守り続ける絹織物の老舗、富山県の松井機業が織る希少な「しけ絹」を使用して作りました。
「自分らしい一着で、凛と装えるように」と思いをこめた、中川政七商店のセミフォーマル服。
ぜひ店頭でご覧ください。
スタッフ一同、ご来店お待ちしております。